[Mew-dist 581] Re: charset in scan (was Re: 1.55)

Yoshiaki Kasahara kasahara at example.com
1997年 3月 5日 (水) 14:57:48 JST


On Wed, 05 Mar 1997 14:47:33 +0900,
	yoshi at example.com (Y.Yoshinaga) said:

> 環境変数LANGをja_JP.EUCにしていると、mh系のコマンドの出力が
> EUCになるのが原因のように思えました。
> LANGを変えるのは嫌なので、(setq mew-charset-local *euc-japan*) 
> のようにして正常に表示できるようにしています。

LANG より .mh_profile の

file-coding:
display-coding:
process-coding:

の方が優先するので、こっちをいじって mh が JIS を吐くようにした方がい
いと思います。

mh-6.8-JP-README.2 より抜粋:
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[3.3] 漢字コード

MH-6.8.JP1 でサポートされていた 7bit JIS コード(以下 "JIS7" と略)に加え
て、日本語 EUC コード(以下 "JEUC" と略) と Shift JIS コード(以下 "SJIS"
と略)も使用可能になりました。

またこれらの漢字コードを、ファイル入出力、プロセス出力、画面出力、毎に設
定することが可能になりました。その設定方法を以下に示します。

それぞれの漢字コードは、

        ファイル入出力: 環境変数 MH_FILE_CODING
                        .mh_profileコンポーネント file-coding
                        環境変数 LC_CTYPE
                        環境変数 LANG

        画面出力:       環境変数 MH_DISPLAY_CODING
                        .mh_profileコンポーネント display-coding
                        環境変数 LC_CTYPE
                        環境変数 LANG

        プロセス出力:   環境変数 MH_PROCESS_CODING
                        .mh_profileコンポーネント process-coding
                        環境変数 LC_CTYPE
                        環境変数 LANG

に与えられる値によって決定されます。いずれも上に書かれているものの値が優
先されます。

ここに指定できる値とその意味は以下の通りです。

  漢字コード:   コンポーネント, 環境変数の値
  ----------    ----------------------------
        JIS7:   C, japanese, ja_JP.jis7, ja_JP.jis8, ja_JP.pjis, ja_JP.jis,
                wr_WR.ct, wr_WR.junet
        JEUC:   ja_JP.ujis, ja_JP.euc
        SJIS:   ja_JP.sjis, ja_JP.mscode

        (注: これらは一見 locale の値を使っていますが、OS の LOCALE は全
             く使用していません。)

例えば画面出力の漢字コードとして SJIS を用いる場合は .mh_profile 中で

        display-coding: ja_JP.mscode

などと指定して下さい。

ここに挙げた以外のものを漢字コードとして指定した場合、また、デフォールト
では JIS7 となります。

ファイル入出力用の漢字コードが JEUC の場合は、ファイルを読み込むときに限
り JEUC に加えて JIS7 も正しく認識します。ファイル入出力用の漢字コードが
SJIS の場合は、ファイルを読み込むとき際に限り SJIS に加えて JIS7 も正し
く認識します。

いずれの漢字コードを選択した場合も、半角仮名文字(JIS-X-0201 right half)
は取り扱えません。また Mule-ML などで使われている多言語メールは正しく取
り扱えない(表示の乱れ等が出る)と思われます。

*** 注意 ***
inc と post (send) に関しては、上記の漢字コード変換の機能は *無効* で
すので注意して下さい。

すなわち inc の際はファイル入出力の漢字コードが何に設定してあるかにかか
わらず、/usr/spool/mail/$USER に収められている、あるいは popd 等が返すの
と同じ漢字コードで folder 内にセーブされます。また post (send) の際には、
メッセージのボディ部は draft ファイルの漢字コードのまま sendmail, smtp,
popd などに送られます(ヘッダ部に関しては[3.6]を参照)。

従って従来 sendmail の Mlocal や send が起動する postproc などにより漢字
コードの変換を行っていた方は、今まで通りの方法で漢字コード変換を運用する
必要があるので注意して下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

では。
-- 
九州大学大型計算機センター 総合情報伝達システム運用センター
笠原義晃
kasahara at example.com | http://www.nc.kyushu-u.ac.jp/~kasahara/



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