[Mew-dist 09042] save

Kazu Yamamoto ( 山本和彦 ) kazu at example.com
1999年 5月 28日 (金) 19:05:53 JST


b30 の save と burst について。

save の問題点:
	(1) 大昔は、Message/Rfc822 を save するとヘッダが復号化されて
	    しまっていた。(最近は直っていた。)
	(2) Text/* で文字コードが保存されない
	(3) save するのが、Message/Rfc822 全体かその本文かを選択する
	    方法がなかった。

burst の問題点:
	(a) メールが添付されており、その全体が暗号化されている場合に
	    ほどけない

3 日間悩んだ結果、save と burst はメールの一部を切り出すという意味で、
等価であるという結論を得ました。将来作る MIME editor も等価。結局、
mew-decode.el にある関数群で解析する必要があります。

それで、
	- 解析するけど、コンテントヘッダやコンテントボディを復号化しない
	- 解析する Message/Rfc822 深さを指定する
		Message/Rfc822 を save しないなら、そのメールはそれ以上
		解析しないため
ことで解決しました。

詳しいことは説明しませんが、現在の save と burst は、(復号化されている)
キャッシュから切り出すのではなく、mew-buffer-burst で符号化せずに解析
したメールから切り出します。

Message/Rfc822
	Multipart/Encrypted
		Text/Plain

のような構造で、Message/Rfc822 の部分を復号化せずに切り出せますし、
Text/Plain を暗号をほどいてから切り出すこともできます。

メールが添付されており、その全体が暗号化されている場合にも burst でき
ます。

副作用として、
	- save/burst のたびに解析する
		mew-buffer-burst はキャッシュしない
	- Multipart/Encrypted を含んだメールでは不必要にパスフレーズを
	  訊かれることがある
が発生します。

現在考える限り、これはどうしようもありません。

いい加減だったけれど高速だったのを、遅くても厳密な方がいいと選んだのは
みなさんなので、文句は言わないで下さい。

もちろん、C-u で文字コードの変換もできます。

--かず@疲れまくり



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