[Mew-dist 10754] IM with SSH

[Masatoshi Tsuchiya]

はじめまして、土屋と申します。


IM-990905 を少し改造して、SSH の Port Forwarding 機能を利用してメール
とニュースを送受信ができるようにしてみました。パッチが、

    http://www-nagao.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/tsuchiya/ssh/im-ssh.tar.gz

にあります。

ただ、このパッチはまだ十分なテスト期間を経ていませんので、恐らくはバグ
が残っていると思います。動作テストに協力してくださる方を募集しています。


パッチの README を以下に添付しておきます。

-------------- next part --------------
■このパッケージについて

    セキュリティ上の理由などにより、メールサーバーやニュースサーバーは特定のホス
    トからだけ通信を受け付けるようになっている場合があります。このパッケージは、
    そのような場合に対応するため、imput および imget に SSH による通信中継機能を
    付加します。

    対象となる IM のバージョンは、990905(IM130) です。



■インストール方法

    (1) imget にパッチ imget.patch をあててください。
    (2) TcpTransaction.pm にパッチ TcpTransaction.pm.patch をあててください。
    (3) Ssh.pm の15行目に指定されている ssh コマンドのパスをサイトの構成に合わせ
        て変更してから、TcpTransaction.pm と同じディレクトリにコピーしてください。



■imput

    imput から、SSH による通信中継機能を利用するために、3つのオプションの意味が
    拡張されています。

	Smtpservers=<str,>
	NntpServers=<str,>
    	    従来の書式に加えて、`サーバー名%ローカルポート' および
	    `サーバー名/ポート%ローカルポート' の2つの書式が付け加えられています。

	ClientName=<str>
	    このオプションで指定されたホストを、中継用ホストとして利用します。

    例えば、次のように ~/.im/Config に指定すると、SSH による通信中継機能が有効に
    なります。

	Smtpservers=mail.server.in.firewall%8025
	NntpServers=news.server.in.firewall/6119%8119
	ClientName=hostname.in.firewall

    これまでに、SSH 対応版 impost を利用したことがある人は、特に注意してください。
    ローカルポート番号を指定するためのデリミタが、: から % に変更されています。
    ( IM のオプションとして、既に : が様々なところで利用されている様子なので、や
    むを得ませんでした。)



■imget

    imget の場合は、ClientName オプションが追加され、PopAccount オプションの書式
    が拡張されています。例えば、次のように設定してください。

        PopAccount=/APOP:user at example.com%8110
	ClientName=hostname.in.firewall

    ニュースサーバーなどに接続する場合も、サーバー名を指定する場所に同様に
    `%ローカルポート番号' という指定を加えておくことによって、SSH による通信中継
    機能が有効となるはずです。



■注意事項

    本パッケージは作成されたばかりで、まだ十分なテスト期間を経ていません。恐らく
    はバグが含まれていると考えられますので、十分に注意して利用してください。

    特に、imget の使用方法についてテストが不十分です。APOP によってメールを取得
    することが出来ることは確認しましたが、その他のサーバーについては未確認です。
    どのような状況で、どのようなオプションで使用することができたか、動作報告をお
    願いします。

    

■無保証

    本パッケージは有益であることを目的として作成されていますが無保証です。本パッ
    ケージによって生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いかねます。



■利用と再配布について

    本パッケージを利用または再配布する場合は、以下の3種の許諾書から適当なものを
    選択して適用してください。

	・GNU一般公用許諾書の「バージョン2」またはそれ以降の適当なバージョン
	・BSD License
	・Artistic License



■作者

    土屋 雅稔 <tsuchiya at example.com>