[mew-dist 22381] xemacs mule support during compilation and execution

[Keni Matsuda]

松田(健一)です。

Mew の ELispソースをコンパイルする Emacs は、mule サポートのもので
かつコンパイル時と実行時は基本的に同じバージョンのものを使用するという
条件が暗黙に存在していると考えていいものでしょうか?

というのは、たまたま誤って mule サポートなしの XEmacs21 で Mew 3.1 を
コンパイルインストールし、その後 mule + canna サポートバージョンの
XEmacs21 で Mew を起動したところ、

  (1) 日本語をサブジェクトに持つメイルは送信できなくなった
  (2) 日本語を本文に含むメイルはヘッダに
    Content-Type: Text/Plain; charset=iso-2022-jp
    と記述されているにもかかわらず、本文は生の EUC-JP のままになる

という状態になりました。

最初は Mew 3.1 を疑ったのですが (ごめんなさい)、mule サポートバージョンの
XEmacs21 で ELisp ソースを再コンパイル、インストールすると問題は発生し
なくなり、コンパイル時の XEmacs の mule サポートの有無が原因である事が
わかりました。

.emacs には以下のような記述が決め打ちで入っているので mule サポートなしの
XEmacs21 がコンパイルを正しく行っていないような気もします。

  (setup-japanese-environment)
  (setq-default file-coding-system 'euc-jp-unix)
  (setq-default buffer-file-coding-system 'euc-jp-unix)
  (setq-default buffer-process-coding-system 'euc-jp-unix)

実際、コンパイル中に以下のような怪しげなエラーが表示されますが、他の大量の
警告メッセージに埋もれて実際に問題に遭遇するまで気が付きませんでした。

  % diff make-xemacs-mule.log make-xemacs-nomule.log
  ...
  107c111,113
  <   ** the function set-buffer-multibyte is not known to be defined.
  ---
  >   ** The following functions are not known to be defined: 
  >     set-buffer-multibyte, mew-set-language-environment-coding-systems,
  >     mew-reset-coding-systems


私の使用している環境は以下のとおりです。

  Debian/GNU Linux testing/unstable
  Mew 3.1
  XEmacs 21.4.10
    xemacs21                   21.4.10-2
    xemacs21-mule-canna-wnn    21.4.10-2


そういうものです、と言われると確かにそのとおりなのですが、
報告しておいた方が良いと思い、メイルしています。


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Keni
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