富戸(2003/10/12)

6:00 に起きて、6:30 に富戸へ向け出発。 さすがにこの時間だと混んでいない。 9:30 集合というのに、8:30 にドルフィンウェーブに着いてしまう。 バックからギアを取りだしてメッシュバックに入れたり、 水着に着替えたりして、9:30 まで待つ。

今日は神子元の前座で 2 ビーチ。ポイントは両方、富戸ヨコバマ。 エントリとエギジットには、手すりとロープがある。 上がった後は、温泉の入った船型の湯船もある。 いたれりつくせりといった感じ。


一本目

僕の入ったグループは、明らかに素人軍団。 タンクへ BC を装着するのもままならない人が多い。 潜行の際も、案の定沈めない人がいる。 僕はスムーズに沈んで着底した後、 暇なので魚を観察する。

7 分ぐらい経ってようやくみんな沈んできた。 素人の集団だけあって、 密集すると蹴られて危険なので、 みんなとは距離を取り、 ガイドに一番に着いていく作戦にでる。 どうせ、僕よりエアが速い人がいると思ったので、 エアは遠慮せずにガバガバ吸うことにした。

しばらくしてすぐにキビナゴの大群を見る。 特筆すべきはニシキフウライウオ。 会いたかっただけに、とっても嬉しい。 後はアオリイカぐらいか。 伊豆というぐらいで、 そんなに大したことはないし、 素人グループなので、こんなもんでしょう。


二本目

二本目も富戸ヨコバマ。 潜水前に、赤と桃色の中間色のハリセンを見る。 なんか変だ。

潜行してある根に行くと、ゴンズイ玉がいた。 げ、ゴンズイってこんなに大きくなるのか。 イタチウオという魚も初めて見る。

この後別のグループと交差してしまい、 一旦砂地に出るも、一名行方不明で根に戻る。 すると偶然に行方不明者を発見できた。 写真も撮ってないのに、どうしてはぐれるかなぁ。

再び砂地を目指す。 根と砂地の境で大きなウツボを発見。 あ、ベラがクリーニングしている。 すごいぞ。 ウツボの前には、手の長いエビもいる。 ウツボのそばは安全なのかなぁ。

砂地へ行くと、 さっき初心者が巻き上げた砂で極端に視界が悪くなる。 うーん。素人と一緒は辛い。 アジの大群がいるがどうでもいい感じ。

たくさんのテトラポットのところへいくと、 イシダイやイシガキダイの群れがいる。 釣り人には貴重なんだろけど、 海の中でいるとなんか地味だなぁ。

根に帰るとトラウツボがいたので撮影。 欲張って近寄りすぎたのでピンボケだ。^^;


10/13 神子元

7:30 にショップに集合し神子元へ。 道中は爆睡する。 気が付いたら神子元だった。

港でしばし待つも、福丸は戻ってこない。 辺さんは、「海が荒れているので、拾うのに時間がかかっているじゃないか」と言った。随分待って、ようやく船に乗り込む。 波を被らないように二階に行くが、 そこにいても波に襲われる。 大荒れだー。

神子元に着くが、南西の風なので南に回り込めない。 カメネには行けずに白根に行くことになった。 ショック!

素早くエントリして潜行する。 着底後、辺さんがホワイトボードに何か書き始めた。 「100本おめでとー」。 もう一人のカイドも、 同じメッセージを書いてあるフロートを立てる。 イキですな。 みんなで、100本の人に拍手。

流れは速く、根を掴んではっていくダイビング。 ある根に回り込むと、大きなテングダイが 2 匹いた。 その根で、自分の吐いた泡がグルグル回るのを楽しむ。 これがケンミの中ですか。

ケンミから流れの穏やかな部分へ逃げると、 トビエイがいた。 根でのフリータイム後にエギジットする。

港に帰ってもう一つのグループが乗り込もうとすると、 船長が「波がさっきの倍ぐらいになってきました。船長判断で中止にします」と言う。 がーん。

しょうがなく、逢ヶ浜(おうのはま)へ行く。 他のグループが潜っている間、僕達は弁当を食べる。 高い波はさらに高くなり、 激しい雨も降ってきた。 待機できるこの小屋がなかったとしたら泣いちゃうよー。

海を見ていると、何人かが浮いてきた。 透明度が悪いので、迷子が出て浮上したんだろうと思い、 後で聞いてみたらその通りだった。 海の中は何も見えないし、揺れるので酔っちゃうらしい。 僕達のビーチは当然中止。

今回は、サメに挑戦する権利さえ得られなかった。 後でテレビを見たら、熱帯低気圧並みの低気圧だったらしい。 あーー。


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