前回、黒潮の入らない神子元はダイビングどころではないことが分かり、 次回のために壮大な計画を立てた。 それはすなわち、台風を呼び、冷水域をかき混ぜてもらって、 黒潮を伊豆へ引き戻すことである。 計画(願い？)通り台風はやってきたが、あまりに勢力が弱かった。
7月30日、hidenori と JWALL で登り、 夕食を食べた後、19:00 に湘南台を出発。 カーナビの知らない新しい道も勘に頼って運転し、 ノーミスでハンマーズへ。 22:00 に着き、風呂に入ったあと、常連の人達とお酒を飲んで就寝。 一匹、大熊が出たが、最近は容赦なく蹴ることにしている。
日曜にしては客が少なく、変則三本。 僕は、2本目と3本目。ガイドは両方、純さん。 一本目では、一チームが一匹だけ見たらしい。 この前は 9kg で沈めなかったので、今日は 10kg を付ける。 海はべた凪。
海面集合後、潜水しようとするが沈めないので、頭から沈んだ。 木曜日は鼻風邪がひどく、今日も少し不安だったが、耳抜きは何の問題もない。 海は緑色で透明度は 10m あるかないか。 台風の健闘もむなしく、黒潮は遥か彼方。 僕にグランブルーの海を返して。
流れがないので、ひたすら泳ぐ。 ホシエイが 2 枚、トビエイが 1 枚。 最後に、ワラサの大群がやってきた。 僕らを中心にグルグル回る。 「ワラサの後にはハンマーが来る」の法則で辺りを凝視するが、 ハンマーはいない。 うーむ。
ザブ根に潜行後、すぐに幸福の鐘が鳴った。 でかいサメだ。 透明度が悪く、陰しか見えなかったけど、ようやくハンマーに出会えた。 と、浮上するまでずっと思っていたのだけれど、 単なるメジロだったらしい。がーん。
根の間に入ると、イセエビを発見。 急いで写真を撮る。 それからずっと沖に泳いで行ったが、何もいなかった。
昼食のときからビールを飲み始め、ログを付けた後は、ひたすら寝ていた。 気づくと夕食の時間。 夕食を食べた後、北朝鮮戦を見ながらまたビールを飲む。 22:00 には眠くなって、またひたすら寝た。
朝方雨が激しく降ったらしい。 港では雲がどんよりしていた。 船で外洋に出ると、海面が鏡のよう。 ここは瀬戸内か？
今日のガイドは、俊さん。 10kg だけど、ようやく沈めるようになった。 透明度は、昨日よりも悪く、すでにやる気なし。 根では 6 枚のカンパチ。 その後沖に流したが何も出なかった。
最後に一緒に潜ったガイドのカズさんが、遠くを指したが何も見えない。 ハンマーが2匹いたっていうんだけど、ほんとかなー。
神子元に向かう途中、「準備の岩」の手前で船長が子供のハンマーを発見。 みんなで船の上から見る。 小さいねー。 その後も 2 匹見つけた。 写真を撮ればよかったかな。
ザブ根に行くが何もいない。 昨日のイセエビのところを通ったので、 今回はガイドを止め、余裕を持って写真を撮る。 その後、沖に向かって泳いだが何もいなかった。
この調子だと8月いっぱい透明度は上がらずに、ハンマーを探す状態ではないかもしれない。 三週間後も空けているんだけど、神子元はやめて、小川山に行っちゃおうかなぁ。