リスト遊び -- Emacs で学ぶ Lisp の世界
著者 山本和彦 発行所 株式会社アスキー ISBN4-7561-3442-4 1,200円(税別)

この本では、身近な Emacs を使って、リスト操作のための最高の言語 Lisp を学びます。
目次
- (1) 落書き帳
- 本書に掲載する Lisp プログラムをどうやって入力し、どうやって実行するかについて述べます。
- (2) アトムとセル
- Lisp の基本的なデータ型と基本的な関数、および式を評価するとは何かについて学びます。
- (3) 関数遊び
- 関数を定義する方法、条件分岐、および以降で必要になる関数について説明します。
- (4) 再帰
- 本書で最も読んでいただきたい章です。漸化式による数学の関数定義が、Lisp プログラムに変換できることを示します。また、リストを再帰によって処理する方法を解説します。
- (5) より深く
- 入れ子になったリストを多重の再帰によって取り扱う方法を説明します。
- (6) より柔らかに
- 補助関数と呼び出す関数を実行時に決定する方法を用いて、関数を抽象化していく過程を提示します。
- (7) 繰り返し
- これまで再帰で実現してきた関数を繰り返しによって書き直します。しかし、結局は再帰の力に頼ることになり、あらためて再帰のすばらしさを認識することになるでしょう。
- (8) セル遊び
- セルの利用効率を高める方法について触れます。
正誤表
これまで、下記のような誤植が見つかっています。ここに訂正し、お詫びします。これ以外の誤植を発見された方は、list_play@ml.ascii.co.jp までご連絡下さい。
- 初版 2000年6月1日
- 第1版 第2刷 2000年8月21日 (誤植の報告なし)
- 第1版 第3刷 2001年3月11日 (誤植の報告なし)
- 第1版 第4刷 2004年2月3日 (誤植の報告なし)
- 執筆後記