写真では何を表現したいかが大事
僕が写真を撮るときに気を付けていることをまとめてみます。
あらかじめお断りしておきますが、僕はそんなに写真はうまくありません。どう頑張ってもテツさんのような写真は僕には撮れません。
僕のデジカメは、Panasonic のLumix LX2です。デジイチ程いいカメラではありませんが、デジカメとしては高性能の部類に入るかもしれません。
大抵は、プログラムモードで半押ししてピントを合わせ、その後に構図を決めてシャッターを切るだけです。三脚は持ち歩いていません。
写真を撮るとき一番大切なのは、「何を表現したいのか」考えながらシャッターを切ることだと僕は思っています。そういったことをまとめてみます。デジカメを買ったものの、自分で撮るといい写真にならないなぁと思っている人の役に立つかもしれません。
空は青く
写真を奇麗に撮る一番簡単な方法は、たくさんの光の下でシャッターを切ることです。背景には、青い空を入れましょう!
黄金分割
初心者が撮る写真は、「日の丸」構図になると言われています。被写体が真ん中にきてしまうのです。意図的にそうするのならいいのですが、意図のない日の丸構図は失敗作になりがちです。
被写体を真ん中からずらした写真を撮ってみましょう。
- まず、被写体を真ん中に置いて半押ししてピントを合わせます。
- 次に、カメラを動かして被写体を 1/3 ぐらいのところに持って行き、構図を決めます。
- 最後に、シャッターを切ります。
人の全身を入れるよりも、上半身だけ切り取る方がよいかもしれません。
僕が人の全身を入れるのは、たとえば木の大きさを強調するとか、目もくらむような場所に立っているとか、そいうことを表現したいときです。
縦と横
横長の写真だけではなく、縦長の写真も撮ってみましょう。
横長だと幅が表現できます。
縦長だと高さが表現できます。
同じ被写体でも、だいぶ印象が変わりますね。横長でいいと思っても、縦長の構図でも撮っておきましょう。
斜めの線
斜めの線があると、写真が引き締まると言われています。
露出を変えてみる
シャッターを半押しするとピントに加えて露出も決まります。露出が何のことか分らなければ、色合いが変わるぐらいに思ってもいいでしょう。
夕日に露出を合わせると、夕日は真っ赤に、塔は真っ暗になります。
塔に露出を合わせると、塔に色合いが出て、夕日の赤みは弱まります。
よい写真が撮れたと思っても、露出を変えて(つまりピントを合わせる位置を変えて)、もう一枚撮ってみませんか?
コントラスト
夏や南国の強い日差しの下では、陰が濃くなってしまいます。夕方、コントラストが弱まったときの写真も撮ってみるといいかもしれません。
動かないものは、時間をかければかけるほど、いい写真になりますね。たとえば、レンガ色の建物は、夕日まで待って撮影すると、なんとも言えない色になります。
逆光も素敵
基本的に写真は順光で撮るべきですが、逆光の方がいい場合もあります。僕は木を逆光で撮るのが好きです。
特に紅葉は、逆光の方が断然いい写真になります。
逆光で撮ると、奇抜な写真になることもあります。
もっと近寄る
動物を撮ろうと近寄ると、動物は逃げて行きます。でも、頑張って近寄りましょう。「撮りたい!」という殺気をたてず、リラックスしてにじり寄りましょう。
左の写真も寄れていますが、右のようにさらに寄ったときの迫力には勝てませんね。
動物は表情を撮れ
動物を撮るときは、表情を撮ってあげましょう。僕は魚にも表情があるんだと信じてシャッターを切っています。
自分より小さい生き物を捕る場合は、必ず相手の目の高さまでカメラを下ろしましょう。子供を撮るときのようにね。
ちなみに水中写真の基本は逆光です。逆光にしないと、海水が青くならないんです。被写体の色は、フラッシュを当てて出します。
シャッターチャンス
シャッターチャンスを逃さないよう、前もって準備しましょう。あわててモードを合わせるようではダメです。あらかじめ試し撮りしておくぐらいでないと。
デジカメのオートフォーカスは遅く、シャッターチャンスには弱いです。クジラのように離れた被写体だと、ピントは無限大になるはずですから、焦点が固定できるカメラなら、あらかじめ無限大に合わせておきましょう。あとは、連写あるのみです。
夜景を撮る
夜景に手ぶれは禁物です。僕はまずカメラのシャッター速度を目一杯大きく、たとえば 4 秒ぐらいに設定します。次にカメラを置ける場所を探し、下に紙などを敷いて角度を調整し、被写体がフレームに収まるようにします。そして、タイマーでシャッターを切ります。決して手でボタンを押してはいけません。