イタリア vs エクアドル (2002/06/03)

13:00 に IIJ の 1F で関村くんと落ち合って、羽田に向かう。 日本橋で乗り換えれば、羽田直通だと初めて知る。 この経路は便利だ。 座席を割り当ててもらい、セキュリティを抜け、ANA のラウンジへ。 飛行機でよく眠れるように僕はビールを飲む。 関村くんは、サッカーの予習に余念がない。

飛行中はぐっすり寝る。 千歳の到着口を抜けると、 目の前のカウンターでドーム行きバスのチケットを販売していた。 夕食用にモスバーガを買い、 雨なので傘も一本購入して、 臨時バスに乗り込む。 バスの中はとても静かだし、 景色のどこにもワールドカップを感じさせるものがなく、 盛り上がる要素が何もない。 僕達のゲートは緑なので、福住駅で降りる。

ドームまでの道中、 イタリア人のおじさんがユニフォームを露天販売していた。 あやしさ爆発。 ようやくワールドカップらしくなってきた。


札幌ドーム

札幌ドームの入り口へ到着する。 ものものしい警備だ。 最初はチケットを持っているかの検査。

これを抜けると、陸橋を渡ってドームへ。

途中に電光掲示板があった。

次のゲートでは持ち物検査。 リュックサックの中身を調べられ、 ボディチェックも受ける。 チケットの持ち主確認はなし。 まぁ、はなから無理だとは思っていたけどね。

緑のゲートへ向かおうとすると、 ボランティアのおばさんが寄ってきて、 「傘は持ち込めないので預けて」と言う。 しかたなく傘を預け、雨の中を歩くのは嫌だったので、 手前の赤のゲートから入ろうとすると、 「緑のチケットでは入れない」と言われた。

しょうがないので、緑のゲートまで歩こうとすると雨が強くなってきた。 こんな雨の中を傘をささずに歩くのは無理だ。 傘の預かりテントまで戻って「傘を返して」と交渉する。 ボランティアの人は、「返すことはできない」と言う。 責任者は誰かと聞くと、「赤い服の人」との答。 JAWOC の人らしい。 赤い服の人と交渉を始める。 雨はどしゃ降りになって、テントからは動けない。

JAWOC の人は、「規則だから傘は返せない」の一点張り。 「警察が決めたことだから」と責任のがれをする始末。 ようやく怒りが込み上げて来た。 「だったら警察を連れてこい」とか 「こんな雨の中を傘をささずに行くのは無理だと分らないのか」と悪態をつく。

降雨量が排水溝の能力を上回ってしまったようだ。 テントから逃げられないというのに、徐々に水が溜ってくる。 おニューの靴だというのに、すっかり水浸し。

JAWOC の人が「カッパをあげればいいですか」と言い捨てて、 どこかに消えて二度と戻って来なかった。 JAWOC の人って、本当に融通が効かない。 バカじゃないの?

結局、ボランティアの人が余っている傘をくれた。 雨が小降りになるのを待って、緑のゲートへ。 スタジアムに入る前に、傘を係りの人に渡す。 ほーら、こうすれば何も問題ないじゃないか。


エクアドル・サポータ

僕達のチケットは、エクアドルのゴール裏。 緑のゲート内は、予想通りエクアドルのサポータで溢れかえっていた。 僕はイタリア・ファンだが身の危険を感じ、 急遽「えせエクアドル・ファン」に変わり身したのは言うまでもない。

エクアドル・サポータは歌う、歌う、歌う。 これぞサッカースタジアム。 これぞワールドカップ。

えせエクアドル・ファンの僕も一緒に記念撮影。


試合開始前

ゴール裏の席に行く。 綺麗な芝生が目に入って感激。 芝職人の苦労が報われたという感じだ。 周りにはおびただしい数のエクアドル・サポータ。

変な人も何人か目につく。 (この人達、やっぱり BS デジタル放送では映し出されていた。)

試合前の余興で、子供たちがサッカーの試合をやっている。 それをイタリア代表がピッチで見ている。

そのうち、国歌斉唱の際に旗を広げるための練習が始まった。 しばらくすると、 バックスタンドにいる縦一列のエクアドル・サポータがウェーブを起こす。 スタジアムを三周ぐらいは回ったか。

イタリア代表がピッチに出てきてアップを始める。 トルドがブッフォンの玉拾いをやっている。 なんとぜいたくな。 攻撃的な選手は、トッティとビエリのみ。 4-4-1-1 なのかなぁ。

エクアドル代表はぜんぜん姿を見せる気配はない。 内側にアップ用の設備があるんだろうか。


試合

スタメンが発表され始める。

子供たちが旗を持って出てきた。 イタリア国歌斉唱。続けてエクアドル国歌。

いよいよキックオフ。 イタリアは 4 バック。中盤の 4 人は、横一線。 トッティはビエリに並んでいる。 綺麗な 3 列の 4-4-2。 エクアドルも、同じ陣形だ。 二人の CB が、それぞれ FW を一人ずつ捕まえている。

前半はイタリアがエクアドルを圧倒。 開始7分に、パヌッチから出た縦パスに、 トッティが流れて受けてペナルティエリアの右に侵入。 ドニが DF をニアにつる。 トッティはビエリの位置を確認して、 中央に遅れてつめて来たビエリにパス。 これをビエリが左足で正確に決める。

エクアドルの選手はビビッているようだ。 縦パスをトップに入れる勇気がない。 縦パスが入っても前を向かない。 現在のサッカーでは、中盤でワンタッチで前を向けないのは、 すなわち敗けを意味する。 4 バックなのに、左右の SB も上がろうとしない。

27分、ディ・ビアジオから正確な縦パスが入る。 これに反応したビエリは、 DF にショルダーチャージで競り勝ち、 キーパーをよく見て股抜きのシュート。 キーパーの足に当るも、 ボールはゴールへ向かい、 ほっといても入るのにビエリがさらに蹴り込んだ。

43分、トッティがゴール右でフリーキック。 右のアウトにかけたボールは、壁の内側をキュンと曲り、 キーパーから逃げていく。 曲りすぎて枠から外れたけれど、すごいフリーキックだ。

後半はイタリアが流したのか、エクアドルのペース。 ようやく中盤が前を向くようになってきた。 最大の見せ場は、18番のシュート。 オフサイドに見えたが、マルディーニが残っていた。 ニアに強烈なシュートが飛ぶも、 守護神ブッフォンのスーパーセーブ。

試合の大半が、こっちのゴール側で進められたこともあり、 とっても幸せだった。 エクアドルのねばりが、試合を面白くしてくれた。 初出場だけど、次は頑張れ。


試合後

スタジアムから出ると、 身動きが取れないぐらいの人だかり。 陸橋がボトルネックのようだ。 神戸のような事件が起らないように、 警察がうまく誘導していた。

大学時代の仲間と合流する関村くんと別れ、 IIJ 北海道の田中さんや、 イエローページの野村さんと合流し、 居酒屋で飲んだ。 イタリアの順調な滑り出しに乾杯!


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