韓国 vs ドイツ (2002/06/25)


6月24日

韓国の人にとってはプラチナ・チケットとなった準決勝のチケットを握り締め、 会社から成田に向かった。 ちょっと早めに着いたので、 NW のカウンター付近の椅子に座っていたらすぐに山路さんがやってきた。

成田では無線 LAN で IPv6 が使えるかテストしないといけない。 自分のノートとカードで試してみたが接続できない。 どこで使えるか書いてある紙を忘れてきてしまったので、 itojun に電話して聞いてみると、 出発ロビーで使えるとのこと。 という訳で、さっさと発券して出発ロビーに行くことにした。

HIS の人が来て航空券を手渡ししてくれるのかと思っていたが、 NW に HIS のカウンターがあった。HIS、おそるべし。 座席を指定してもらい、手荷物検査と出国審査をすませて出発ロビーに出る。 前回の経験から言って、 ここで入国手続きをしても何の意味もないんだろうなと思いながら、 韓国のプレクリアランスをする。

NW のゲートは離れているので、UA のゲート付近で無線 LAN の実験をする。 IPv4 も IPv6 もアドレスをもらえるけど、 IPv4 のデフォルト・ルータの ARP が解決できない。 なんと、IPv6 ではつながった。 その環境で、「IPv6 が使えているよ」メールを出し、 NW のゲートへ行く。

NW のゲート付近にはまともなレストランがなかったので、 先ほどの UA ゲートまで戻り、 ビールを飲みながら時間を潰した。

飛行機に乗ってすぐに寝てしまったので何故だか分らないが、 離陸が遅れてしまったらしい。 結局、仁川空港には 20:00 ごろの到着になった。

やっぱり、プレクリアランスは何の意味もなかった。 荷物は預けていなかったので、 サクリと到着ロビーに出てみたが、 HIS のお迎えの人がいない。 どうやら、僕達は UA の客に混ざって、違う出口から出たようだ。 NW 客が到着する予定の出口に行くと HIS の人が待っていた。

あと一組ツアー客が一緒だという。 なかなか現れないので、待っている間に CHOI の携帯へ電話し、 遅れたので今日会うのは止め、明日の朝にしようと話した。

ようやく出てきたツアー客と一緒に小型バスに乗り、 一時間20分ぐらいで REX ホテルへ。 チェックインして、外にごはんを食べに出る。 南大門の近くなので、夜遅くにやっている店はたくさんありそうだったけど、 面倒なのでホテルのすぐ側の韓国料理屋に入った。 日本語も少し通じそうだ。

口蹄疫のことなどまったく気にせずに、 じゃがいもの入った豚煮込みを頼む。 大きな鍋が出てきて食べきれないと不安になったが、 実際は食べるところはそんなにはなかった。 唐辛子がいっぱい入っているけど、 あまり辛くない。 ときどき周りの韓国人から、「ビエリ」などの選手の名前が聞こえた。 店のおばちゃんも含め、サッカー談義に花を咲かせているようだった。:-)


6月25日

CHOI が 9:00 に REX ホテルのロビーにやってきた。 南大門の近くにある韓国料理店が集まっている路地に連れていってもらう。 ここにある店は 24 時間営業のようだ。 どれも同じ感じなので、適当な店に入りソーロンタンを食べた。

とりあえず市庁舎前がどうなっているのか知りたかったので歩いて向かう。 途中で、蜜蜂ハッチに化けたクレヨンしんちゃん(赤い悪魔仕様)を発見し大笑い。

試合まで大分時間があるので、市庁舎前はまだ車の通行止めにはなっていなかった。 メインの大型スクリーン横のステージは、 ちゃくちゃくと準備が整っているようだ。

プラダホテルの壁は白く塗られており、 応援のメッセージを書いてもよいようになっていた。 僕は「がんばれ! 韓国」と日本語で書いてみた。

まだ通行止めではないので、 場所取りの人達はプラダホテルの前に溜っている。 見上げると、プラダホテルの玄関の上に TV カメラが設置されていた。

山路さんがサッカーグッズを買いたいというので、 東大門の方へ行ってみる。 CHOI は午後から仕事があるので、途中で分れた。

東大門では面白いものには出会えなかった。 市場を見て歩き、再び地下鉄に乗って市庁舎へ。 14:00 には通行止めになっており、 道路は群衆で埋まっていた。 傘をさして日を避け、トイレにも行かずに、夜まで頑張るらしい。

市庁舎前の喧騒を体験できて満足し、 明洞へおみやげを買いに行く。 "Be the Reds" の T シャツ、バンダナ、帽子を買い込む。 それからホテルに戻ってしばらく休憩。 たくさん歩いたからね。

約束通り 16:00 にかんちゃんがホテルにやってきた。 また、明洞へくり出して、ソウル・ロイアル・ホテル付近の焼き肉屋に入る。 お腹を満足させた後、地下鉄でソウル・スタジアムへ。 スタジアムは地下鉄の駅のすぐそばなので、 人が溜ると身動きが取れない。 明らかな設計ミス。

手荷物検査のゲートが物凄く込んでいた。 僕の並んだ列では、ボランティアのおじいさんが、カメラまでチェックしている。 カメラを持っている人すべてに、一枚撮れと言って、時間を無駄に費やしていた。 いるよね、こういう小役人。 おじいさんは "For your security" って言っているけど、 僕は "For your danger" とおじいさんに言い返したいぐらいだ。 他の列はカメラのチェックはなく、スムーズに流れている。 なんだかなぁ。

試合開始1時間半前のスタジアムは、 まだ人がまばらだったが、 赤く染まりそうな気配はある。

その内、 プリングルスの筒から飛び出してきたようなおじさんが、 ピッチに出てきて歌を歌い始めた。 結構うまい。 続いて、女の子が出てきて歌うけど、 声量が小さくてそれでも歌手かよという感じ。 最後には、お決まりの「テーハミング」をやって、 観客を巻き込んでいた。

選手入場が始まる。 「今日は朝鮮戦争の開戦日なので、 人文字で "Peace Korea" を作る」と CHOI が言っていたので期待していたが、 蓋を開けてみればなんとハングル。 国際映像にハングルを流してどうするんだ。 韓国人だけの大会と勘違いしている韓国の応援姿勢には失望してしまった。

今日は観客が 6 万 5 千入っているそうだ。 もちろん、スタジアムは真っ赤。

試合が始まる。 韓国の選手は疲れているのか体が重い。 ドイツは韓国の出方をみながら慎重な試合運びをしている。

韓国の選手は、成功確率の低いパスも無理に通そうとしてミスが多い。 逆にドイツはできることしかやらない感じ。 試合を通してほとんどミスがなかったことには驚いた。 でも、まったくファンタジーはないけどね。

韓国は、両ウイングを変えて来た。 左ウイングの黄善洪は、年のせいかスピードがなく、 圧倒的に有利なはずのパスも相手につめられてしまい活かせない。 右ウイングの車ドゥリはまったく機能していない。 前半の始めごろこそパスが回ってきたが、 それ以降は味方から信用されずにほとんどパスが回ってこなかった。 朴智星がよい働きをするが、 二列目からの攻撃参加がなく、チャンスをものにできない感じだ。

後半、黄善洪に代って安貞桓が入ってから、 ペナルティーエリア付近でボールをキープできるようになり、 攻撃の期待が膨らむ。 しかし、守備ではバランスを崩し、 ドイツの DF の前をぽっかりと空けてしまって、 長いドリブルを許していた。

後半30分、 韓国のパスミスからボール奪ったドイツが、 ノイビルへつなぎ、ノイビルはドリブルを開始する。 ペナルティ付近で内に切れ込むかと思ったが、 外に逃げてしまった。 しかも、韓国選手2人に囲まれたので、チャンスはついえたように見えたが、 2人の隙間から見事なパスを折り返す。 前がかりのビアホフは体勢が悪く後ろからつめてきたバラックに譲る。 バラックの右足のシュートを GK は足に当てて弾き返すが、 運悪くまたバラックの足下へ。 これをバラックが左足で落ち着いて決めて 1-0。

ドイツは点を取る時間がよかった。 この後、ヒディングの強気の選手交代や観客の声援を受けて、 韓国も反撃するが時間が足りない。 結局 1-0 でドイツが勝利を納めた。 負けたにも関わらず、 試合後は「テーハミング」の大声援が鳴り止まなかった。

試合後、南大門まで出て、朝入った 24 時間営業の韓国料理屋に行き、 参鶏湯を食べた。 それからホテルに戻って、少しだけジンロを飲んで眠りにつく。


6月26日

7:20 に HIS のバスがホテルにやってきて拾ってもらう。 まず金浦空港近くにあるキムチ屋さんに連れていかれた。 こんな抱き合わせ商法は嫌いだ。 キムチは買っても食べないので、 代りに会社へのおみやげとして韓国海苔を買った。

それから仁川空港へ。 手続きを済ませて、コーヒーを飲んだ後、ゲートに行く。 ここにも無線 LAN 無料サービスがあったので試してみるが繋がらない。 どうも、貸し出している LAN カードを使用しないとダメなようだ。 MAC アドレスでアクセス制限しているのだろう。


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