山本和彦 絵美子の新婚旅行記
リマからインカの旧都クスコへ飛ぼうとするも、 飛行機は定刻には飛ばない。 理由が知りたいのだが、地上係員は英語が喋れないので、まったく状況が分からない。
どうも旅行ガイドらしい人がいて、スペイン語と英語を通訳してくれた。 「我々の飛行機は向こうに見える機体だったが、 故障により手前のに変わった。 荷物を入れ替えたりしている」ということだった。
2時間遅れで飛行機は飛び、待ち時間よりも短い1時間でクスコに到着。 おお、空が蒼い!
現地係員の車でホテルへ。 酸素が薄く、歩くのも息苦しい。 海抜0mのリマから、 標高3400mのクスコへ一気に来たのだからしょうがない。 ロビーのコカ茶を頂いてみると、苦しさが少し緩和された。
本当は、ホテルで高地に慣れる時間があったはずなのに、 飛行機のせいでそんな時間はなくなり、 すぐに観光ツアーへ行く。 今日はお祭りだということで、広場は人でごったがえしていた。
町中にあるサント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)を見ている際に、絵美が気分が悪くなり、 救護室で酸素を吸う。
校外の遺跡をいくつか回る。 サクサイワマンには頑張ってついて行く。 丘の上から見たクスコは、お伽の世界だ。
ツアーの最後の方は、苦しいので車で寝ていた。
ホテル近くまで送ってもらい、少し元気になった絵美は、 広場の屋台を見て、水を得た魚のように元気になり、 すぐに現地人と化した。 この皿で食べるの? バケツの水は、何度も皿を洗った後で濁っている。 その水で洗った皿だよ。 「ちゃんと拭いてくれているから平気平気」と言いつつ、絵美は肉を頬張る。 指差し会話帳を使って会話し、 食べている肉は豚だと判明。 絵美はご満悦の様子。
夜は、ホルクローレのショーを観に行った。 乾いた木の音が心地いい。 アルパカもうまい。