Sonoma County (2002/01/26)

日立の相本さんに無理を言って Sonoma に連れていって頂くことになりました。 前々日、突然メールを下さった設楽師匠も加わって下さることに。 設楽さんは、僕がワイナリツアーに行くことをよんでいました。 鋭過ぎます。(え、誰でも分るって?)

相本さんがまず設楽さんを拾い、 9:30 に Westin Palo Alto に来て下さいました。 地図やワイナリの地図をいろいろ準備されていました。 うーん、ニートだ。

僕は、Napa よりも Sonoma のワインの方が好き。 もう少し正確に言うと、僕の好きなカリフォルニアのワイナリは、 ほとんど Sonoma にあります。 我が愛しの Clos du Bois と Kendall-Jackson に行ければ本望です。 設楽師匠は、Sonoma には行ったことはあるけれど、 ワイナリを訪れるのは初めてとのこと。

とりあえず、最初の目的地である Clos du Bois に向かいました。 Freeway ではずっと大雨。 晴れ男の面目が危ない...


Clos du Bois

昼前に、迷わずに Clos du Bois に到着し、入口で記念撮影。 あれだけ激しかった雨も上がりました。 さすが僕。:-)

試飲の場所には、親切なお姉さんがいて、 ただで試飲をさせてくれるようです。 ちゃんと水とバケツが用意してあって、 グラスを洗って次のワインを試せます。

早速、試飲を開始。 (「*」マークが付いているのは、購入したワインです。 vyd は vineyard の略記。)

Chardonnay, Flintwood vyd, Dry Creek Valley, 1998
これ飲んだっけ? 覚えてません ^^;
Chardonnay, Calcaire vyd, Alexander Valley, 1999
Chardonnay らしい香りがするも、ボディが弱い
Chardonnay, Alexander Valley Reserve, 1999 *
初めは石鹸のような香りがしていた。味はバランスがよく、買い。
Pinot Noir, 2000
いまいち。薄すぎる。
Marlston(48% Cab, 40% Merlot, 7% Malbec, 5% Cabernet Franc), Marlston vyd, Alexander Vallery, 1998
作りはよいけど、ちょっと若いかな。
Briarcrest(100% Cabernet Sauvignon), Briarcrest vyd, Alexander Vallery, 1997 *
するりと飲めるストレートなタイプ。ボディが弱い気もするけど、買い。
Gewurztraminer, Fleur Harvest, NV
すがすがしい甘さだけど、僕はもっと酸味がほしい。

忘れないように、ラベルも撮影させてもらいました。

もう少し古いビンテージを試飲してみたかったけど、 無料なのでしかたないかな。

設楽師匠は、Marlston が気に入ったらしく、 80 年代のビンテージがあると聞いてさらに顔がほころび、 大人買いをしていました。

お姉さんは、親切でワインの知識も豊か。 いろいろ教えてくれました。 まず地名ですが、 101 を挟んで東が Alexander Valley。 西が Dry Creek Valley で、その南が Russian River Valley です。 Russian River は Alexander Valley を北から南に流れた後、 Russian River Valley の方へ大きく曲り西に向かいます。 これらの総称が、Sonoma County。

3 つの谷すべてで、Chardonnay と Cabernet Sauvignon が採れます。 また、Alexander Valley は Merlot、 Dry Creek Valley は Zinfandel、 Russian River Valley は Pinot Noir にも適しているそうです。

Clos du Bois は、Alexander Valley にあります。 ワイナリから南に広がる畑のどこでどのブドウが採れるのかという 地図も見せてくれました。

「大統領就任式に使われたって本当?」と聞くと、 「昔ホワイトハウスで数度飲まれた。今は使われていない」とのこと。

さらに、ワイナリマップをくれて、お勧めのワイナリを教えてくれました。 後学のために書き留めておきます。

Kendall-Jackson の評価を聞くと、 ダメだといわんばかりの表情をしました。 「日本で買えるのにどうして行くの?」とのこと。 (うーん、正確には知りませんが、 Clos du Bois も日本で買えるかもしれないんだけど...)

Clos du Bois は、 親切で値段も良心的、ワインの取扱いも確か。 やっぱり素敵なワイナリだ。


昼食

朝食は相本さんが調べておいて下さった 「John Ash & Co」に行くことに。 行ってみると、開いていませんでした。

隣の Inn でお勧めのレストランを聞くと、 101 を南に下って Downtown exit を出ると レストランがたくさんあるとのこと。 中でも、同じ系列の Syrah がお勧めだそうです。(もちろん、ブドウの名前だよーん。)

僕は soup of day と fried oyster を注文しました。 Fried oyster は、 予想に反してサンドイッチだったけど、 結構おいしかったです。

名前は忘れたけれど、 Chardonnay もグラスで頂きました。

ちょっと油断してしまい、 レストランを後にしたのは 15:00 ごろになっていました。


Kendall-Jackson

次は、レストランから近い Kendall-Jackson に行きました。 観光地っぽい雰囲気でした。

$2 払えば、4 つ試飲できて、おまけにグラスもくれるとのこと。 とりあえず、試飲です。

Pinot Blanc, Vintner's Reserve, 1998
Pinot Blanc らしいほのかな香り。しかし、後に苦みが残る。
Chardonnay, La Crema Sonoma Coast, 2000
これも、あとに苦みが残る。
Chardonnay, Paradise vyd, 1998 *
それなり。他がダメなので、消去法で買った。
Pinot Noir, Camelot, 2000
うーん。薄くてぜんぜんダメだ、これ。
Riesling, Late Harvest, 2000
特別にと言いながら出してくれた Riesling。 でも、甘いワインは酸味が少ないと僕の評価は低いのよ。

La Crema は Kendall-Jackson のブランド名だそうです。

総じて後に苦みが残ります。 設楽師匠は、「防腐剤の味ではないか」とおっしゃっていました。 うーん。 Kendall-Jackson の Chardonnay はもっといいはずだぞ。 お姉さんのいうことは結構正しいのかも。

期待ハズレでがっかり。


Everett Ridge

お姉さんの信用度がぐっと高まり、 彼女が教えてくれた Dry Creek Valley にある Everett Ridge に向かいました。 果たして、素敵な Cabernet Sauvignon に出会えるでしょうか?

こじんまりしていて綺麗なワイナリです。 地元の情報を頼りに、こういうワイナリに出会えることが、 現地に赴く醍醐味ですね。

客は僕たちだけかと思っていたら、数人いました。 試飲は無料です。

Sauvignon Blanc, Powerhouse vyd, Mendocino County, 2000 *
素敵な Sauvignon Blanc。買い。
Chardonnay, Hawk Hill vyd, Russian River Valley, 2000
ちょっとボディが足りないかも。
Cabernet Sauvignon Estate, Dry Creek Valley, 1998 *
おお。結構美味しい。お姉さんの言う通り。
Syrah, Nuns Canyon vyd, Sonoma Valley, 1999
この Syrah も、しぶ過ぎず面白い。買いたかったけど、運べそうにないので買えなかった。

ここのお姉さんには、発音について聞きました。 そもそも僕は、アメリカ人は Chardonnay を「シャルドネイ」と 発音すると思っています。 昔 Beringer の人に、「最後の y を発音しているのか」と聞いたら、 「いいえ」と言われました。 でも、やっぱり最後に「イ」って言っている気がします。 ここで同じ質問をすると、 「y は発音しないけど、その前の a をエイって読むのよ」と答えて頂きました。 なーーーーるほど。そうか、そうか。

あと、Cabernet Sauvignon の発音が難しいなら、 「Cab」だけでいいと言われました。 タクシーと同じ発音だそうです。 Zinfandel は、「Zin」と略すそうです。

ワイナリを後にするころには、16:30 を過ぎていました。 まだ開いているワイナリは、もうあまりないはずです。 さて、もう一カ所まわれるでしょうか?


Mill Creek

Everett Ridge から南に下ってすぐのところに、 Mill Creek というワイナリを発見しました。 17:00 まで試飲可能とのこと。 ラッキー。

ここの試飲も無料です。 もう酔っぱらっていて味が分らなくなっていましたので、 評価はあてにしないで下さい。

Chardonnay, Dry Creek, 1999
香りはよいが、味が淡い。
Chardonnay Estate, Reserve Barrel Select, 1999 *
香りが軽く、甘みが強い。
Merlot Estate, 1999
酔っぱらってしまってもう分りません。
Cabernet Sauvignon, Sonoma County, 1998
酔っぱらってしまってもう分りません。
Cabernet Sauvignon, Reserve, Alexander Valley, 1998
酔っぱらってしまってもう分りません。

さっそく、"Cab" という単語を使ってみたら通じました。:-)

Barrel Select は文字通り、 「厳選した樽」という意味だそうです。 樽は主に American oak を使っており、 French oak も少しあるとのこと。

ところで、Estate ってなんでしょう? しまった。質問しておくんだった。


夕食

帰りは SFO Airport 近くの Westin に送ってもらい、 チェックインしてから夕食に行きました。 Hyatt Airport のイタリアンがうまいと噂されていたので、 Hyatt まで行って聞くと、つぶれたとのこと。 結局近くの Gulliver's というステーキハウスに行きました。

設楽さんのいきな計らいで、 Clos du Bois の Briarcrest 1997 を飲むことに。 それに合わせて、僕は Lam を注文しました。

Clos du Bois で試飲したときは、 Briarcrest は薄いという感じがしたのですが、 料理と一緒に飲んでみると、 ボディがしっかりしています。 僕の好きなパッションフルーツのような香りもほのかにして、 評価が急上昇しました。 買っといてよかった。 家で開けるのが楽しみだなぁ。


まとめ

観光地と化している Napa と比べて、 Sonoma は静かでよい雰囲気です。 多くのワイナリで試飲は無料。 グラスを洗う水も用意されています。 でも、ワインを作っているところを見せてくれるツアーは、 あまりないようです。

Napa と比べると、断然 Sonoma がお勧めですね。


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