Mew から Spotlight を利用する
Mac の Spotlight と連動できます。Emacs 21 および Emacs 22 で利用可能です。
MewImporter のインストール
メールのインデックスを作成するには、井澤さんの作成された MewImporter が必要です。MewImporter.mdimporter.tar.gzを入手し、"~/Library/Spotlight/" にコピーして下さい。
MewImporter がインストールされているかは、以下のコマンドで判断できます。
% mdimport -L
MewImporter が表示されれば、インストールできています。
次に、コマンド "lsregister" を使ってテストをします。このコマンドは、以下のディレクトリにあります。
MacOS 10.4.x: /System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/Versions/A/Frameworks/LaunchServices.framework/Versions/A/Support/ MacOS 10.5.x: /System/Library/Frameworks/CoreServices.framework/Versions/A/Frameworks/LaunchServices.framework/Versions/A/Support/
長くなるので、以下では、このパスを省略して書きます。
"lsregister" を以下のように実行して下さい。
% lsregister -dump
この際、以下のような行が見つかれば、拡張子 ".mew"、およびファイル型 "MewX" が、MewImporter と結びついていることになります。
tags: .mew, 'MewX'
この行が表示されない場合、以下を実行します。
% lsregister -f ~/Library/Spotlight/MewImporter.mdimporter
この後、上記のテストを繰り返します。
".mew" のエントリが複数あって、おかしいと感じたら、以下で直ります。
% lsregister -kill -r -domain local -domain system -domain user
ただし、今までの設定(すでに WORD を実行しているなど)を失うかもしれません。
インデックスの作成
既存のメールに対しインデックスを作成する必要があります。それには、以下の 2 つの方法があります。
- Emacs 22 を使う。Emacs 22 では、ファイルのデータ型を指定できるので、Spotlight がインデックスを作ってくれます。この方法を採用する場合、Mew の Summary モードで "kM" と押し、既存のメールすべてにデータ型を付けましょう。
既存のメールに対し、拡張子を付ける。詳しくは、拡張子を見て下さい。これによって Spotlight にインデックスを作らせる。"s" + "all" で Summary モードの内容を作り直す必要はありません。
今後作成されるメールに対しては、自動的にインデックスが作成されます。
インデックスのテスト
何か適当なメールで、以下のようにして、インデックスができているか確認します。
% mdls 123
kMDItemRecipients などが設定されていればインデックスができています。
Mew から検索機能を使う
使い方は、Mew のマニュアルにある「検索」の章を読んで下さい。
言語の制約
言語の制約はないはずです。ただし、日本語と英語に対してしかテストしていません。