[Mew-dist 06251] Re: im/00readme

[SAKAI Kiyotaka]

>> In article <19980901205550N.kazu at example.com>, Kazu Yamamoto (山本和彦) <kazu at example.com> writes:

> IM の 00readme はこう変更するのでよろしいでしょうか？

基本的に、従来の --prefix による方法の記述は残しておいて、--siteperl 
の記述を新たに追加するというのがいいと思います。

というのは、IM でインストールされるファイルは、

  1. 実行ファイル          … bindir
  2. SiteConfig            … libdir
  3. IM 以下の perl module … siteperl

の 3 つがありますが、何も指定しないときのデフォルトは

  prefix=/usr/local
  exec_prefix=${prefix}
  bindir=${exec_prefix}/bin     → /usr/local/bin
  libdir=${exec_prefix}/lib/im  → /usr/local/lib/im
  siteperl=/usr/local/lib/perl5/site_perl/5.005 (perl 標準の PATH)

となっています。ここで --prefix=/home/username を指定すると

  prefix=/home/username
  exec_prefix=${prefix}
  bindir=${exec_prefix}/bin     → /home/username/bin
  libdir=${exec_prefix}/lib/im  → /home/username/lib/im
  siteperl=${prefix}/lib        → /home/username/lib

となって、3種類のファイルをすべてホームディレクトリの下にインストール
したいときなどに有効です。

# 今、気が付いたのですが、siteperl は ${prefix}/lib よりも
# ${exec_prefix}/lib の方がいいかもしれません。

--bindir, --libdir, --siteperl は個別のディレクトリしか変更しませんの
で、そのディレクトリだけ設定を上書きしたい場合に使用することになるかと
思います。
-- 
酒井 清隆 (E-mail: ksakai at example.com)