[Mew-Win32 00372] Re: lisp MsgDB (Re: C-uZ)

Shun-ichi GOTO gotoh at example.com
1998年 3月 5日 (木) 12:00:29 JST


後藤@太陽計測です
#先ごろのSJISメールでは失礼いたしました


himiさんの当初のメールを読んだときから疑問だったのですが、
このメールでhimiさんの言わんとすることは見えてきました...が...

>>>>> From: Miyashita Hisashi(宮下 尚:HIMI) <himi at example.com>
> A1, A2, A3...のMessageIDがこの時系列で登録されたとして、
> 同一のhash関数の結果を得たとします。
> 
> A1のMessage-IDは覚えていません。
> しかし、A2, A3....は覚える必要があります。
> 
> 照合時点で照合できないものはA1とみなします。

このやり方は、新規登録をしない/未登録の要素の検索を考えない
場合に限定した節約手法ですよね?

この方法だと検索したいMessage-Id:がすでに存在するか、否かを
判定することができませんので References:やIn-Reply-To:から
親メッセージを辿るのを目的に使用した場合では、消してしまった
メールや届いていないメールのMessage-Id:をも保持していなければ、
違ったものを指してしまうことになります。

となれば(imhist的機能が目的ならば)結局obarrayのHashに
任せたほうがよいよね?

#Message-Id:の文字列のみから一意性のある短い値/文字列が
#(不可逆でもよいから)生成できればよいのですが。


imhistの置き換えは、山口さんも実験で経験したように膨大な
メモリ消費となるでしょう。Message-Id:をクリックして元メッ
セージを辿りたいのであれば、(現在のimhistのように)外部コ
マンドのDataBase操作のほうが現実的かと思います。
使用頻度から考えてもOnMemoryはコスト高。

個人的には、各フォルダ内でのスレッドを構成のために使用した
いので、単一のfolderに属する情報(の一部?)だけをメモリ上に
置いて使用したいなぁと思ってたりします。
#現在のIM->Mewの情報受け渡しが、可読情報ってのがなぁ。。。


> 私は原則として、もうMule2は考えないことにしました。:-P
> 私の書くライブラリはMule2のことなんて考えません。^^;;;

これはきっとMule2を使いたい人がなんとかがんばってcontribute
してくれるはずです。(^^;

---------------------- 以下雑談 ------

> ## それにしても、ここのところの動きを見ていると
> ## IMって何? という、疑問が湧いてくるんですけど。
...snip...
> ### このままだと、IMはなんのAbstractionも提供できなくなるでしょう。
> ### MewとIMを分けた意義が全くなくなってしまう危険性を現在の動きは
> ### 秘めています。

秘めてはいると思いますが、それは過渡期であるからだと思っています。
#kazuさんがrefile/deleteをelispにしたときは、正直、「いいの?」と
#思ったクチです(^^;
#同じことを個人レベルで試していたのですが、mew-distに投げる
#のは遠慮していたので。


私はimgに参加していないので、間違っているかもしれませんが、
IMのスタートは、かつてのMew+MHのMHを置き換えからることから
始まったはずです。つまり、分けたのではなくもとから別れていたと。
そして現時点では「置き換え完了」の付近にいて、今後、Mewとの
連携に関していろいろなことが行われるのだと想像しています。

IMは単体としての使用をも視野に入れたものであることも手伝って、
Mewのようなフロントエンドに密に結合したものでないがため、
情報の受け渡し/再利用などにも独特の足枷があるのも事実です。
#開発者でもないのに勝手なことをいっていますが

himiさんとは視点が違うのですが、私も現時点でのMewのIMとの
連携の方法/界面は気になっていて、不満でもあります。
imget/imput/imhistだけでMewは実現できるのではないかとか思い、
暇を見つけ、いろいろ改造やら試行錯誤してみたりもしています。

しかし、不満もありますが、良くすることもできると感じています。
「初期設計が悪いから」と言ってしまうのは簡単なのですけれども、
それが事実であればそれを自覚し、利点/問題点を見極めること
こそ、改良あるいは再設計においても重要だと思います。
#だらだらと尾を引きながら生きながらえるという選択肢ももありえますが。
そしてその見つめ直す作業が現在のMLでの流れとして現れている
のではないかと思う次第です。

#ほんとかぁ?

P.P.S.
長くなっちゃってごめんなさい
私はMewが好きですが、cmailもGnusも好きです。
決してMewが一番だとは思ってはいないですが、
Mewが成長するのを見たいし、それに付き合いたい、
貢献したいと感じています。
惚れているということなのかな? (^^;
#「なぜ?」なんてヤボなこと聞かないでね


--- Regards,
 Shun-ichi Goto  <gotoh at example.com>
   R&D Group, TAIYO Corp., Tokyo, JAPAN



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