Sipadan (2003/02/07-2003/02/13)


2/11 5 ダイブ

早朝から夜までダイビングの日。

Barracuda Point

6:00 前に準備を終え待っているのに Roland は来ない。 6:10 ごろやって来て、「本当に潜るのか?」と聞く。 なんでそんなことを聞くのかと思ったら、 「もうすぐ雨だから何も見えない」とのこと。 本当だ、西から雨がやって来そう。 でも行くに決っている。

ポイントは、Barracuda Point。 潜行すると一匹カンムリブダイがいた。 途中の浅瀬でカンカン音が鳴るので、 Roland を方を見ると見慣れないサメがいる。 トラフザメ(Leopard Shark)という斑点模様のサメで、他の人は興奮状態。 クマノミ派の僕としては、 「ネムリブカとは何か違うなぁ」と思った程度。

浮上して船に上がろうとしているときに、 下を見てみるとギンガメアジの群れが何かから逃げている。 マグロぽい魚が群れを追い掛けていた。 こっちの方が迫力があっていいなぁ。


Eel Garden (Mabul)

「珍しい小物が見たい」ということで、 2 本目と 3本目は 300RM の別料金を払ってマブールに行くことになっていた。 今回は 6 人で一人あたり 50 RM。

しかし本当に雨が降ってきて、笑いたくなるぐらいのどしゃ降り。 「もうマブールには行けないね」とスタッフからからかわれる始末。 1 時間ほど避難して待っていると、雨が上がりマブールへ出発。 マブールへ着くころには、さっきの雨が嘘のように晴ていた。

比較的浅い海で和みながら小物を観察。 これこれこれですよ。僕が求めていたダイビングは。

ハナヒゲウツボは二匹いたが、最初の一匹で会心のショット。 見せてあげると言われた crocodile fish は、 ワニゴチと判明。 これは、シパダンでも見た。


Crocodile Avenue (Mabul)

3 本目は砂浜。 潜るといきなりイッポンテグリ。 そのすぐ後に、Roland が竜の落し子を見付けてくれた。 昔は 5 匹いたらしいのだけど、今日は 2 匹。 竜の落し子は、ここにいると言われても目を凝らさないと分らない。 こんなにすぐに見付けるなんて、 Roland のマブールで働いていたという肩書きは伊達ではない。

そのうちたくさんのトウアカクマノミを発見。 確かにトウアカなのに、雄と雌は頭が黒い。 幼魚は頭が赤いのに、何故だ!

タイヤをたくさん固めて沈めてあるところで、 Roland がクマドリイザリウオを探し出してくれた。 もう、持って帰りたくなる程の可愛さ。

ナマコに同居する小エビの写真を撮るも、 ピントが背景に合ってしまって全然ダメ。 もう少し修行が必要だ。

途中にいたハリセンボンに後ろからそっと近づき、 捕まえてパンパンと叩く。 結構膨らんだので真ん丸にしようと思いもう一回と叩くと、針があたって痛い。 真ん丸にはならず、写真を撮ろうとしている間に、しぼんで逃げられてしまった。

こういうダイビングが最高だぁ。


Barracuda Point

シパダンに戻り、再び Barracuda Point。 潜行するとすぐにメジロザメ(grey reef shark)がいた。 ネムリブカとは違って、サメらしくかっこよい。 みんな興奮しているけれど、やはり僕はふーんって感じ。

途中でカメがイソギンチャクを食べていた。 カメってイソギンチャクを食べるんだ。 さらに行くと、またまたギンガメアジの群れに出会う。 もう、ギンガメアジは要らないよ。


Drop Off(night)

「深く潜らないから」とお願いしてナイトダイブの許可をもらい、 カップルを連れて Drop Off へ行く。 18:30 と時間が早いためか、 昨日カンムリブダイがたくさんいた水深にもカンムリブダイは少ししかいない。 ネムリブカがついてきてなんだか恐い。 カメとカンムリブダイが一緒にいるのを見れたところで引き返す。 このカメ昨日もいたようなぁ。ここがベッドなのかな?

帰りはカンムリブダイが増えていた。 さっき何もいなかった場所に昨日と同じ巨大なカメ! こいつもここが寝床ですか。


夜は気がねなくワインを飲む。 スタッフがどこからかヤシガニを連れてきた。 保護されているので、食べてはいけない。

雨が降り出したので、カメの産卵ツアーには出れない。 しばらくの間マネージャとお話しする。 マネージャの英語は完璧。マレーシアの事情がよく分ってよかった。


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