ABC Store で買ったおにぎりを食べるが、 固くてマズイ。 フルーツは腐っている感じで食べられず、 ヨーグルトは頭が痛くなるぐらい甘い。 ABC Store が日本にあるとしたら、 まっさきに潰れるだろう。
7:00 にロビーでピックアップ。 7:30 に Wondersea に到着して、書類にサインをする。 事前にメールを書いて、 僕達だけでグループを組んでくれることになっていたにも関わらず、 他の 2 名の客と一緒にされた。 しかも、その人達は 600 本のベテランだ。 おいおい、そんな組み合わせって普通ないでしょう?
ガイドは「バンザイは海が荒れていれば、上級者ポイントだ」と言う。 「他のショップは 50 以上潜っていないと連れて行かない」と恩着せがましく言われたけれど、 バンザイに連れていってくれとは頼んでいない。
海は荒れて他の 3 名は酔っている。 落ち着く間もなく、ロープを伝って潜行。 チェックダイブもなしに、 しかも今回が初めてのファンダイブである 2 名を連れて、 海面は荒れ、海中は流れの速いポイントに普通潜るか?
僕は 4kg で潜れると思っていたが、 タンクの関係で 4kg では沈めなかった。 しょうがなく、ロープを伝って潜行する。 リハビリ 2 名は、あたふたしているので、 1 名をガイドに任せ、 もう 1 名をバディにして、 落ち着かせながら潜っていく。
潜行してすぐにバラクーダを一匹見る。 しかし、他の人は見ている余裕がないだろうなぁ。 さらに潜行して根に行くと、 オレンジフィンがいた。 白板に「オレンジフィン」と書いて、 バディに教えた後に写真を撮る。
そして根を一周。 流れが速いのに、大物はあまりいない。 バディは熱帯魚が見たいらしい。 しかし、前しか見ておらず、 多くを見逃しているようなので、 いくつか指し棒で指して教える。
その後ロープに戻って浮上。 この条件で無事戻ってこれたのだから、 リハビリ 2 名はもう恐いものはないだろう。
後でオレンジフィンの写真を見ると、 後ろにサクラゴンベが写っている。 オレンジフィンに夢中で見逃しちゃったね。
ロープは他の船が占有しているので、 ロープなしで潜行。 僕は楽に沈めるようになった。 しかし、バディは沈めないので、浮上して手を掴む。 そして、落ち着かせてから、引っ張るようにして潜行する。 海中は若干流れているが、 さっきのポイントに比べればうんと易しい。
ガイドはクレバスに入っていく。 僕はバディがクレバスに入るのを見届けてから後を追う。 クレバスの中ではモンガラカワハギを発見。 魚影が薄いので、モンガラカワハギも大物に見える。 長い棒状の海藻にはガラスヤギハゼがいた。
クレバスを抜けるとオレンジフィン。 しかし、時間がなくてまともな写真が撮れない。 棚に上がって珊瑚の中にいたアカホシサンゴガニの写真も全部ピンボケ。 バディの世話をしながら、写真を撮るのはちょっと慌ただしい感じ。
このポイントは、とても穏やかだし、水深も浅い。 一本目にここに来たかった。
岩の下にホワイトチップが寝ている。 バディには名前を教えるがせい一杯で、 「白いセビレに注目」と伝えられない。 そもそも、ブリーフィングがないのがよくない。 あらかじめホワイトチップがいると分っていれば、 船上でそう教えられたのに。
B29 の機銃やプロペラはかっこいい。 ガイドがプロペラと一緒に 4 名の写真を撮ってくれた。
砂地にはエビと共棲しているシノビハゼがたくさんいる。 バディに「ハゼとエビ」と伝え、 エビが三回ぐらい砂をかき出すのを見る。
B29 の羽の中にはホソエビスがスイミー状態。 最後にまたホワイトチップに元って終り。 こういうダイビングが楽しいなぁ。
観光用の潜水艦の音が近くから聞こえる。 少し粘って探してみたけど、結局遭遇できなかった。