鹿児島 (2003/07/25-2003/07/27)

今日も坊津へ。 早めに二本潜って船上でバーベキューをするそうだ。 昨日と違って今日はべた凪。

主に初心者を乗せた船は透明度の高い入り江で停泊。 我々の船は一路、伊勢海老団地へ向かう。


伊勢海老団地(失敗)

伊勢海老団地に着き、海に飛込んでスーツを着る。 船に上がって準備をするも、一番遅くなってしまい、 慌ててまた海に飛込み、待っているみんなに合流。 息を整える間もなくみんなが潜行する。 僕も息を吐いて沈もうとするが、 アルミタンクに 3kg の重りでは沈めないことが判明する。

視界が悪く、もうみんなが見えなくなりそうだったので、 しょうがなく頭から勢いを付けて潜り、 そのまま潜行。 しかし、誰も見えなくなってしまった。 しかたないので上がろうかなぁと考えていると、 岩影に人を発見する。 合流し少し安心したけど、息が整わない。 みるみる内にエアが減っていく。

見渡すと、kanae ちゃんともう一人がいない。 しばらく待っていると、二人がやってきた。 後で聞いたら一番経験の浅い二名だっただけに、 迷子になってとても恐かったそうだ。 迷子になったら浮上してフロートを立てればいいんだけど、 初心者だけにフロートに関する知識もなかったらしい。 合流できてよかった。

みんな揃ったのに、岩から離れないので、 tosaka に聞くと、林さんを待っているという。 エアがないので、これ以上待って、 さらに目的に移動するのはやばいなぁと思っていたが、 みんな動く気配がない。 ようやく息も整ってきたし、 エアがなくなったら一人でも上がると開き直って、 魚を見ることにする。

クマノミはたくさんいるが、ポイントにはならない感じ。 カメラが結露していて、写真は撮れなかった。 結局みんなで浮上して、林さんの操縦する船に拾ってもらう。

失敗の原因は、誰もロープを使って潜行しなかったこと。 みんな流されてしまい、視界も悪く、目的地に辿り着けなかった。 林さんはロープを使って潜行し、 アンカーのそばの伊勢海老団地に行って、 たくさんの伊勢海を見たそうだ。 全員で反省し、 休憩を挟んでもう一度行くことにする。

休憩では小さな港に停泊する。 海にチビイカがいたのでカメラを持って飛込んだら、どこかに行ってしまった。 代りにロープに着いている海藻の中にニジギンポを発見。 いい加減にシャッターを切るとインチキ臭いニジギンポの写真が撮れた。 再び結露しないように、カメラを少し冷やす。


伊勢海老団地(成功)

港を 30 分程度で離れて、再び伊勢海老団地へ向かう。 今度は、ちゃんとロープを持って潜行。 林さんが先頭をきって案内してくれる。

林さんがタコを発見。 しかし、カメラがまた結露してしまい写真は撮れなかった。 岩の周りを時計回りに進み、 岩の隙間を抜けると伊勢海老がいた! 大きな伊勢海老がウジャウジャいる。 後から聞いた話では、それでもさっきよりは数が減っているそうだ。

しかしである。 僕は珍しいネッタイミノカサゴを発見し、 興奮して伊勢海老はそっちのけで観察する。 辺りをぐるぐるしていると、キリンミノもいた。 タテジマキンチャクダイの幼魚もトラウツボもいる。 来た通りに帰ると、 今度はでかいミノカサゴ。 カメラの結露が解消したのでシャッターを切る。 さらにキリンミノがいた。 このポイントは最高だぁ。

ロープまで戻って安全停止に入る。 しかし、また誰もロープに掴まらないので、 流されてしまう。 長めに安全停止をして上がったときは、 船から200mぐらい離れていた。 一人でロープに掴まるか、 みんなと流されるか、 ちょっと選択が難しいなぁ。

この後入り江に戻り、もう一隻と合流して、バーベキューをやる。 トリトン最高!


ショップに戻って、ギアを水洗いし干している間にログ付けをする。 その後荷物をまとめて、 ショップから発送する手続きをし、さらに清算を済ませる。 お世話になりました!

西村さんの車で空港ホテルへ。 ホテルの前で降ろしてもらい、西村さんと別れる。 西村さん、手配から送り迎えまで、いろいろありがとうございました。 チェックインして、何か食べようということになり、 かろうじて開いていた寿司へ行く。 モズク、カンパチ、アジが美味しかった。


所感


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