再び 5:15 に起きてニタリの待つ Monad Shoal へ。 今回は、シンガポール人に加えて、オランダ人のグループも一緒。 今度はオランダ人がトラブって、また出発が遅れてしまった。 なんだかなぁ。
ポイントに着くと、昨日同様 Sea Explores の船がいる。 僕らのグループは、一番最後に潜行した。 今回はなかなかニタリが現れないので、 いくつかポイントを変えていく。
今日はダメかなと思っていると、Toto がニタリを指した。 右から左へ移動するニタリを見る。 やったぁ。 tosaka にガッツポーズを送ると、「どうしたの?」って顔をしている。 あら、見てないの?
しばらくして、後ろに何か気配を感じ振り替えると、智ちゃんが何かを指さしている。 僕は左から右へ泳いでるのだと勘違いし右を見るがニタリはいない。 後で聞いたら進行方向は逆だったらしい。 僕達の周りを、ぐるっと円を描いて泳いだんだね。
ダイコンがそろそろ deco になりそうなので、 Toto の指示はないが少し浮上してみる。 これで時間は少し伸びたが結局 deco が出てしまった。 残圧は 100 以上あるから、余計なお世話という感じか。 安全停止に入るまでに deco は解消していた。
数秒だけだったけど、見れたのと見れないのでは満足感が違う。 船に上がって聞くと、シンガポール人もオランダ人も見てないとのこと。
もう少しで Malapascua という地点で、転覆している舟を発見。 夫婦が大荷物を積んで Malapascua へ売りに行く途中だったようだ。 まず、おばさんを助け上げ、おじさんとスタッフで舟を引っくり返す。 たくさんのバナナや籠が漂流。 Exotic の別の舟がやってきて、漂流物を回収していた。 あのバナナ、まだ食べれるのかな?
一本追加した最後のダイビングは、Gato North Rock。 ピンクの縞が入った大きなイザリウオがいると言う。 North というのに場所は島の南西、灯台の少し先だ。 シンガポール人を North Point で降ろして、North Rock へ。
潜行して棚に降り、しばらく落ち込んだ部分の壁を散策。 Toto が何かを一生懸命探している。 後から聞いたら、そこにイザリウオがいるべきで、今日はいなかったとのこと。 眼下を大きなイカが逃げていく。
ウミウシやヨウジウオのペアを撮影した後、棚に戻る。 カクレクマノミがいるし、大きく見事なテーブル珊瑚もある。 なぜだか分らないけどガンガゼが二つに割れていて、 魚達が中身を食べていた。
最後に羽野さんの 150 本目の記念撮影をし、浮上を開始。 イザちゃんに会えなかったので、ちょっと不満の残るダイビングだった。
機材を洗い、昼食を済ませ、荷物を畳んでチェックアウト。 US ドルで払う。 オーナーらしき女性が、 小舟の人と岸の荷物運びの人へのチップだといって、 それぞれ 100 ペソと 50 ペソをくれた。 これで訳が分った。 小舟の人と岸の荷物運びの人は、違うグループなんだ。 だから別々にチップが必要なんだね。 行きに払ったチップも相場だったってことだ。
Toto と一緒に写真を撮った後に、 15:30 ごろ Exotic の船に乗り込み、Maya へ向かう。 今回の船は待避所がないので、 僕は自分の鞄にビニールをかけた。 道中は西日が痛い。
Maya に着いて我々は小舟に移り、次に小舟の人が荷物を移し換える。 僕は "Remove the plastic!" と叫んだんだけれど、 ビニールを付けたまま運ぼうとしたので、 一瞬海に落されてしまった。 あのー、水に漬った部分にはジーパンが入っているんですけど...
船の人に 100 ペソを渡すと少ないと言う。 落しておいて、それかい! まぁ、争ってもしょうがないので、150 ペソを渡した。 岸での荷物運びの人には、もう小さなペソがないので、2 ドル渡す。 怒らないからドルでも大丈夫のようだ。
車は空港のホテルを目指す。 今日は平日だとあって人通りが多い。 制服姿の中学生や高校生が下校している。 しかし、道が悪くて上下に揺れるし、 障害物を避けるので左右にも振られる。 さらに、加速と減速を繰り返すから前後にも揺られる。 1 時間も乗っていると、もう嫌だという感じ。 途中の市場では渋滞するわで、3 時間は絶望的な長さ。
信号が現れてようやくセブ島の中心に戻ってきたことを実感する。 車は左に折れ、長い橋を渡ってマクタン島へ。 やっと空港ホテルに着いた。 チェックインしてシャワーを浴び、夕食を食べに行く。
豚の丸焼きが食べたいのだけれど、コンセルジェがまったく役に立たない。 フロントで聞いたホテル内のレストランを回ってみるが、 どこにも豚の丸焼きなんてやってなさそう。 それにしても、このホテルのウリであるカジノはかなりショボかった。 結局、ホテル内の中華に入る。 期待していなかったが料理はうまかった。
今回の旅は、ニタリを見るという目的を話したし、 小物もたくさんいて、すごく面白かった。 もう一日あると島を探索できたので、さらによかったかもしれない。 ニタリの写真をバッチリ撮るために、また行きたいなぁ。