この旅は、新宿のバーでのこんな会話から始まった。
許さん:「Springbank コレクションをいっぺんに開けるときに、Springbank の人も来てくれないかなぁ。」
kazu:「じゃぁ、蒸留所見学に行って、口頭で頼もうよ。」
許さん:「それ、いいねぇ。」
普通、こう言う酔っぱらいの会話はお酒の席だけで終わってしまうが、 そこは粋狂な二人、思い付きは実行に移された。 思えば、許さんと出会った最初の会話も、こんな粋狂な内容だったと思う。
kazu:「オレは、吟醸酒と書いて人生と読む。」
許さん:「オレは、スコッチマニアだ。」
kazu:「じゃぁ、オレにスコッチを教えろ。」
許さん:「じゃぁ、オレに日本酒を教えろ。」
それからこれまで、二人がどんなお酒を飲んできたか、 ここに書くのははばかられる。:-) 一つ言えることは、僕はすっかりスコッチが好きになり、 お酒の幅が広がったということだ。
訪ねる蒸留所リストから、Campbeltown の Springbank は外せない。 また、僕は Lagavulin が好きだから、Islay 島にも行きたい。 そこで、Glasgow をハブにして、両方の土地を訪れることにした。
経由地の London といえば、ニート sumikawa。 メールすると、快く Springbank には付き合ってくれ、 また一泊させてもらえることになった。 という訳で、日程はこうだ:
8/1(日) 11:40 NRT → 15:55 LHR (NH 201) ターミナル 3 → ターミナル 1 sumikawa 合流 19:45 LHR → 21:00 GLA (BA1496) Dean Park 泊 (Glasgow) 8/2(月) 09:10 GLA → 09:50 CAL (BA8843) 14:00 Springbank 17:30 CAL → 18:10 GLA (BA8948) Dean Park 泊 (Glasgow) 8/3(火) sumikawa は帰る 08:00 GLA → 08:45 ILY (BA8921) 11:30 Ardbeg 14:00 Bowmore Port Asking 泊 (Islay) 8/4(水) 11:15 Lagavulin 14:15 Laphroaig Port Asking 泊 (Islay) 8/5(木) 10:45 Caolila 13:00 Bunahaven 17:40 ILY → 18:25 GLA (BA8928) 19:35 GLA → 21:00 LHR (BA1497) sumikawa がピックアップ sumikawa 邸泊 (London) 8/6(金) ビール祭 19:35 LHR → 8/7(土) 15:10 NRT (NH 202)
よく考えれば、ハイシーズンの真っ只中。 アップグレードのために早割 35 で買ったエコノミーのチケットは、21万円! きゃー。許さんの粋狂さに付き合うのも大変だ。 4月に手配しただけあって、 出発1週間前にはアップグレードが確定。 これで機上でも人並みに生きていけそう。
7月末は泣きそうに忙しかったが、なんとか仕事を済ませて出発の日を迎えた。 8/1 は、いつもの通り湾岸を抜けて成田へ。 ANA の V カウンター前で許さんと合流し、 NH 201 で London へ飛ぶ。 ANA のビジネスは初めてだ。 UA なんかと比べると天と地の差ぐらいあるかなぁ。
ワインを飲んでから適当に眠り、退屈する間もなく London に到着。 入国前に許さんの携帯から、sumikawa へ電話をかける。 sumikawa ももうすぐ着くようだ。 第3ターミナルから第1ターミナルへ歩いて行き、 めでたく sumikawa と合流。 BA と交渉するも、早い時間の飛行機に変えるにはお金がかかるというので、 バーでビールを飲んで時間を潰す。 眠いよー。
London から Glasgow へはあっという間に着いた。 空港近くの Dean Park ホテルはこんな感じ。
ホテルのバーでスコッチをひっかけた後、 泥のように眠った。