もともと飛行機を夕方にして、目一杯観光する予定だったので、 今日はパイン館がやっているカヌーツアーに行くことにした。 まったく行程を把握してないのだが、どうやら滝を見に行くらしい。 風が強く心配していたが問題なくツアーは開催されるとのこと。 9:00 にパイン館を出発。
駐車場に着くとパドルを渡され、カヌーの操作方法を習う。 それから少し森の中を歩いて、船着き場へ。 カヌーというよりカヤックといった感じ。 10分も乗っていると操船方法を習得し、思い通りにくるくるまわれるようになった。
船着き場近くの狭い水路を抜けると、すぐに川幅が増し大雑把な操作でよくなる。 川岸はすべてマングローブ。 曇っているので日差しも気にならず、快適だぁ。
川が急カーブしており、そこを曲がると滝が見えた。 例年にない大雨で滝はりっぱになっている。 雨も降るときを知るというべきか。
船を岸につけて、少しばかりトレッキング。 10分も歩くと滝に到着した。 滝壺のそばにある大きな岩の上に登り、おにぎりを頂く。 パイナップルも完熟で美味しい。
帰りは要領が分かっているので、結構早く戻れた。 パイン館に着いたのは 14:00 前。 干していたギアをパッキングして宅急便で送る手配をし、 シャワーを浴びる。 ビールがうまい。 15:00 にパイン館を出発し、 船浦港で 15:20 の船に乗る。 順調に石垣に着き、時間があるのでいつもの郷土料理屋でソウキ蕎麦を食べた。
タクシーに乗って空港へ。 JTA 620 は遅れている。 「那覇で乗り継げるのか?」と聞くと、 「JAL 1926 も遅れているので大丈夫」という。 それを大丈夫って表現するか? 待合室で石垣ビールを呑みながらニュースを見ていると、 羽田で脱輪事故があったという。 帰れるのかなぁ? 飛行機はさらに遅れ、飛び立ったのは 19:10。 「天候によっては宮古島に降りるのであらかじめご了承下さい」と言われた。 そんなこと了承できると思うのか? 帰れないんなら、石垣で石垣牛を食べたいんだけど。
無事、那覇に到着したが、JAL 1926 はまだ来ていない。 待合室の客には険悪なムードが漂っていた。 待ち時間ができたので、久しぶりにメールでも読むことにする。 8,000通弱。まぁまぁですな。 機体は着いたが、今度は雷雨のために飛べないと言い出した。 そのうち機長が説明を始め、脱輪事故と悪天候について説明し始めた。 飛べるのは早くても 21:00 だから、羽田に着くのは 23:30。 あー、長津田へは帰れないなぁ。 機長は「我々も頑張って*飛ばして*帰る」と言ったので、 妙に笑いを誘い場が和んだ。 すべては言葉の選択によって決まるということか。
結局、JAL 1926 は 21:40 ごろ離陸した。 こうなったらもう絶対公共交通機関では帰れないので、 逆にすがすがしい気分。 24:00 に羽田に着き、 地上係員が説明する。 タクシー代は出すが、事後清算。 羽田でタクシーを拾うのは難しいので、 チャーターしたバスで各方面に行ってから拾え。 というわけで、みんなと別れて僕は横浜行きのバスへ乗った。
横浜駅でタクシーを拾おうとするが、 捕まえたタクシーでは VISA は使えないという。 1万4千円しか持ってないのだが、 「そんなにからない」とのことなので、 最速の保土ヶ谷バイパス経由で帰った。 家に着いたのは 01:20。 タクシー代は 8,220円。 意外と安かった。
ハプニングは旅のスパイスだと思い、 少々のことではイライラせず、 逆に楽しんでいる感がある。 これまでさんざん泣きそうな思いをしたからねぇ。 それにしても僕が旅をすると嵐を呼ぶらしい。 そろそろ台風男を自他ともに認めるときか。:-)